世界遺産「九寨溝の美」 (その11)

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使用した写真は、世界遺産九寨溝の美」 (その11)です。九寨溝石灰岩質の岷山山脈、標高3400mから2000mに大小100以上の沼が連なるカルスト地形の淡水の湖水地帯です。1970年代に、元々居住していたチベット人以外の森林伐採の労働者によって、偶然に発見されました。この地は、チベット人など少数民族の居住地としても知られ、「九寨溝」の名もチベット人の村(山寨)が九つある谷であることから付けられたものです。観光道路沿いにも3つの集落があり、そのうちの1つである樹正寨は観光地となっています。谷はY字状に分岐しており、岷山山脈から流れ出た水が滝を作り棚田状に湖沼が連なり、水は透明度が高く、山脈から流れ込んできた石灰岩の成分(炭酸カルシウム)が沼底に沈殿し、日中には青、夕方にはオレンジなど独特の色を放します。また、流れに乗って運ばれてきた腐植物が石灰分に固定され、植物が生え、独特の景観を見せます。この独特の景観は水に含まれる大量の石灰分によるところが大きいのです。棚田状の湖群をつくる堤防(石灰華段丘)は石灰分の沈積によって形成されたもので、水流の中に生育する森林という独特の景観もこうした岩に因っています。また透明度の高い湖底に沈んだ倒木にもその表面に石灰分が付着し、いつまでもその形を留めていることも独特の景観に一役買っています。


 九寨溝観光一日目の午後、樹正溝をショートハイキングしました。四日間にわたって紹介しますが、今日はその二日目です。双龍海(二匹の龍が沈んでいるという伝説。水中の倒木がよく見える)→臥龍海(水中の岩が横たわる竜の影を作る)→火花海(水紋が火花のように波うつ)→蘆葦海(葦の生い茂る湿地)→盆景灘(盆栽のような風景)の順にゆっくりと九寨溝を楽しみました。

使用したclassファイルはbookflip.classです。

世界遺産 九寨溝「臥龍海」


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